近況報告
2019年07月11日
訃報:竹村健一さん
「まあ、だいたいやねぇ」 の口癖で有名な政治評論家竹村健一さんの訃報に触れました。 一度だけラジオの番組にお呼びいただいたことがあります。
私が「ブラックジャックはどこにいる」を上梓した時のことです。 「あんた正直やねぇ。こんな正直に書いたらアカンのんとちゃう?」
というご指導を賜りました。いつか彼がどこかに書いていたエピソードについて、ちょうどいい機会だと思い、訪ねてみました。
私の記憶では、彼が大学卒御したての頃、仕事がないからしょうがないので兵庫県の自宅のそこいらへんにあった、夜間中学か何かの授業をいいかげんに担当する仕事をしていたそうです。東京で仕事が見つかって、東京に発つ時、生徒が大勢、駅まで見送りに来てくれたそうです。
「こんな自分でも、なんやしらんけど自分の想いが人にちゃんと通じることがあるんや」
その後のジャーナリストの活躍の糧になったエピソードだったとか。エエ話です。