近況報告
2021年1月15日
変容しない社会
NHKやテレビ朝日のアナウンサーの権力者への「幇間対応」に批判の声が上がっています。
偉い人はどんなにバカでもカスでも腐臭がしても、崇め奉る、御機嫌を損ねない、間違いを指摘しない、お気持ちを大事にする、
一方で、弱みを見せた人は徹底的にイジメる、ドブへ突き落す、それでも石を投げつける、
これがテレビ報道の要諦なのでしょう。コロナ禍でも全く変容しません。むしろ悪化しています。
スガ総理大臣にごく普通に対応しただけのNHKのアナウンサーが政権の圧力で降板!というふうな報道もなされています。
世界のホームラン王や総理大臣と銀座の高級ステーキ店でタダで会食できる立場の政治評論家が、その後もテレビに出演してゴキブリのような国会議員を擁護しているようですが、実に情けない権威主義と言えます(現代政治史で用いる「民主主義」に対抗する思想としての「権威主義」という意味で使っています)。
それでも勇気あるコメンテーターもいます。PCR検査をなるべく国民全員に!と一所懸命声をあげる人たちです。たしかに毎日の感染者数が発表されていますが、あれは検査を受けて感染が判明した人であって、検査を受けていない人の感染者がどれほどいるのかについては全く考慮されていません。
我々は感染の実態について、未だに何も知らないのです。
去年の5月ごろに既に日本の開発したPCR検査の装置がフランスで大活躍している、など報道されていたのを皆さんもご記憶のことでしょう。昨日は生放送番組で有識者から「神戸の会社がトレーラーの中で全自動でPCR検査がどんどんできる装置を完成させているが、これが利用されないのはおかしい」という発言がありました。
これはやはりGoToキャンペーンのように、
「どこにお金を持って行けば政治が動くか」
と社会に対して明確になっている場合とそうでない場合の違いではないでしょうか。
相場はどれぐらいかわかりませんが、薄汚い政治家に1億から3億円ぐらいの現金をPCR検査の機器を国が導入してくれるようにと、いつ誰にどうやって持って行ったらいいのか、そういう道筋をたててくれる厚生労働省の天下りどもがこの社会のどこに生息しているのか、それが明確になれば国もPCR検査を増やすことができるはずです。人事院の「天下り課」か財務省の「ワイロ局」に相談したらいいのでしょうか?