近況報告
2021年4月1日
マンボウの次はジンベイザメ
厚労省の職員23人の深夜の宴会を証言した飲食店に「週刊誌にタレコんだだろう!」ということで「食品衛生法」の「週刊誌タレコミ禁止条例」で厚生労働省から処分が下されるのでしょうか?
お役人様の権限をかさに着た専横は日々、度を超しつつあります。
移動になった厚労省の課長や千葉県、鳥取県職員の皆様の送別会を週刊文春にバレないようにどのように開催するか、重大案件として腐心されていることでしょう。
しかし、「マンボウ」の次の名前を何にするか、も新型コロナウィルス担当のお役人様たちにとっては重要なお役目です。
海外では「ロックダウン」「外出禁止」や「マスク義務化」など具体的な対策でしか表現されていませんが、とにかく日本は「たてまえ」のお国柄なせいでしょうか、「緊急事態宣言」とか「アウフヘーベン」とか「まんえん防止など重点措置」(=マンボウ)とか、具体的な意味が全く伝わらないお題目を政治家が掲げて、ふんぞり返って偉そうにしています。
20世紀初頭の「撃ちてし止まん!」「一億抜刀、打倒米英」「進め一億火の玉だ」「欲しがりません勝つまでは」「暴支膺懲、興亜滅欧」「火の用心」に通じるものがあるように感じます。
二回出した緊急事態宣言はもう出せないから名前を変えて「マンボウ」ということでしょうから、「マンボウ」で無効なら「次の名前は何にしよう?」と政府の委員会では各分野の識者が集まって様々な意見が出ていることでしょう。
「次は名前を何にするかですが、より品格を醸しだすためにここはやはり『詩経』からの引用がいいと思うのですが、例えば『宇下涑戒』がいいかなと・・・」
「いや、やはりここは国際人権宣言の範囲内で労働者宣言も加味した用語を付け加えるべきで・・・」
「ひらがなでわかりやすく『こわいよウィルスがんばろうニッポン』とかがいいんじゃないですか?」
「悠久の国体を踏襲すればやはりこれは『律』と『令』にきちんと条文化して、『式』と『目』で施行基準と罰則をですねぇ・・・」
「レキケンとしましてはここはマルクスからプルードンに止揚すべきときで、わたし『ヒト新生のアナーキズム』というのを書いておりまして、皆様には著者わりで・・・」
「前例を踏まえて省としましては『感染予防抵抗性易再燃性感染症特別対策措置等実施等施行要綱素案』と題する170頁の冊子を既に作成しておりまして、本日既に皆さまのお手元に正誤表と共にお配りしましたが・・・えっ、あっ、できた?うん、えー、また新たな正誤表を今からお配りしますが・・・えっ?正誤表の正誤表ももうすぐできるって・・・」
「お偉い方がが深夜で会食していて、その事実を週刊文春にタレコんだらその飲食店に罰則を与える規定も入れましたか?」
「もちろんです!写メに撮ったらお店は免許停止、税務調査かけます!」
「『マンボウ』の次は『ジンベイザメ』でいいんじゃないですか?どうせ名前だけでしょ。大阪だし。ところで海遊館にはもう行きました?」