近況報告
2021年7月19日
『梅雨明けて 国家総動員で 五輪開催だ!』
刻一刻と、挙国一致、国家総動員、翼賛会体制で東京オリンピックの開催が迫ってきました。
そして国民はますますゴミのように扱われます。
高校野球では「濃厚接触者」が出たらもう「出場辞退」しなければなりません。
でもオリンピックのサッカーチームはぜんぜんオッケー!全くお咎めなしで試合に出れてしまう!
むちゃくちゃです!ふざけるな!いい加減にしろ!
高校野球ではさらに看過できない、恐るべき問題点があります。
「濃厚接触者が出たら出場が禁止される」ではなく、「自らの発意で出場を辞退しなければならない」との通達が出されています。
出場をヤメロとか、禁止だぞとか、高野連はいっさい言わないのです。
あくまで高校側が「この度は諸般の事情で辞退申し上げ奉り候儀、言上いたします」と申し出ることになっているのです。
高野連は「うちは知りません。決めたのは高校の方ですから。」
これぞ日本文化です。エライ人はゼッタイに責任は取らないのです。
いろいろと批判を受けた開会式式典の楽曲担当のアーチストも「自ら辞退した」です。
医療機器の輸入を審査するPMDAという厚生労働省の機関も同じです。新薬や新しい医療器械を申請して「却下」は絶対にしません。申請者に働きかけて「ここは自分たちの方でよーく考えて、今回の申請はなかったことにした方がいいんじゃない」と自分たちでは判断しなかったことにするのです。それで奴らは責任はいっさいとらなくていい、ということになるのです。
翼賛体制とは国家の指針に、国民は皆、自らの意思で主体的に参加した、という体裁で何事も進められていきます。
国民はそんなつもりなど全くないのに、自分たちで喜んですすんで命令に従った、みたいにされてしまいます。
先の大戦でも、バンコクに日本からタライに入った生きたままの瀬戸内海のタイを空輸してもらい「タイの活け造り」を楽しんでいた司令官の思い付き戦術で、無理やりいやいや命令されて、4万人の兵隊さんがビルマの山奥で餓死しなければならなかったのです。

しかしそれにしても今回、「オリンピックなんか中止だ!バーロー!」が国民の40%以上を占めている現状でも、自民党の悪だくみ勢力の連中は許されると思っているんでしょうね。
「どうせ国民はバカでアホで何もできない、夢も希望も金もない、知識もなければ知恵も情報もない、本当に情けない奴らで、ちょっとあおれば簡単にダマせる。だからオリンピックが始まればみんな浮かれて赤木ファイルや上級国民池袋母子ひき殺し事件、原発プルトニウム廃液海洋垂れ流し、コロナウィルスのことも一切みーんな忘れてしまうさ!」
国民は自民党に徹底的になめられています。しかし、それを理解している人は少ないんでしょうか、多いのでしょうか?それともやはり「もう勝手にやれよ、お前らの好きなように、国民は知らないから」なんでしょうね。
そうか、「国民国家」としての「日本」は消滅したのです。国民がその行く末に関心を持たず、関知せず、放置する、「国民スルー国家」が誕生してしまったのです!