2021年12月15日
「年の瀬に、欲しいか?やるぞ、10万円」
10万円給付を待ち望んでおられる子育てママは期待は大きいのでしょうが、国会ではもったいぶって時間をかけて議論を尽くして、結局「クーポン利権」を護りたいのでしょうか。一方で奴ら国会議員どもは自分たちの「無税、無申告」でもらえる毎月100万円、年額1200万円もの文書交通費については「・・・・・・・っていうか、・・・・」とこのまま利権を持ち続け、「それ、貧乏人ども、10万円恵んでやるぞ!早くほしいか?さもしいのう、相変わらず!」という態度に見えます。自分たちは1200万円で庶民は10万円!全くふざけた話。醜態の極みですが、それでも国民は黙って見ているしかない、そんな年の瀬です。「立法なんとか費」というのも毎月50万円ほどあるようで、これも同じく非課税、無申告、領収書無し。給料以外に2000万円のおこずかいをもらい続けているのです。つくずく国会議員など、社会の何の役にも立っていないのに税金を日々食い尽くすシロアリだという認識が国民一人一人の脳髄にしっかりと刻み込まれたことでしょう。しかし既にそんなことは百も承知と「まあ、しょうがないですね、奴ら情報や権力握っていますから」「仕返しされるのが怖い」「ヤクザと繋がっているでしょ、ああいう人たちって。」「かかわらない方がいいですよ。まともな人たちではないですから」というご認識の方も多いことでしょう。
「年の瀬に、搾取搾取で 権力の春」
コロナ禍を経験し、社会の変革が起こっていますが、結局はコロナ禍がなかったとしても、結局先ぼそりの未来しかないこの国の未来の「衰退」「減衰」「退嬰」が具現化して来たに過ぎないと思います。SDGs、ニューノーマルはかっこうの隠れ蓑、ごまかしの美辞麗句。実態は搾取と富の集中が急加速で進んでいるようです。医師の立場から見ても製薬業界、医療機器業界では経費削減の嵐が吹き荒れようとしています。営業職を中心とした社員の大幅な人員整理、営業経費の供給停止が動き出している様相です。
バルビゾン派のミレーの作品に「落穂ひろい」というのがあります。
ダビデ王の祖父に当たる女性ということですからおそらく紀元前1100年頃。モアブ人の巫女だったルツが夫の死後、ユダヤの地にある夫の母の実家に義母ナオミとともに移り住み、赤貧にあったころの様子を画材として描いたとされています。
麦の収穫の後、刈り遺した麦や荷馬車から落ちた麦の穂はそういった寡婦のもの、とされていたようです。どっかの国の総理大臣がのたまう絵空事、「分配」の理念の歴史的原点と言えます。英語ではgleaningというそうです。麦の穂一束、いや一粒まで取りこぼさないで自分たちの者にしようとする厳しい管理体制が大企業を中心に徹底されて来ました。「便利」を謳う電子決済は一円はおろか、一銭にいたるまで権力側が掌握しようとする「搾取装置」に他なりません。物言わぬ国民はただただ黙って粛々とこうした徹底した奴隷制度の下、権力の専横にも見ないふりをして一生を過ごすことになるのでしょう。