近況報告
2023年8月8日
また8月がやってきました。
広島と長崎の慰霊式典を観るたびに小さい頃からずっと感じていましたが、核兵器を使った国は、使われた国がボコボコにされて負けたせいもあるでしょうが、ずうっと何年も、恨まれず、文句を言われず、はれ物に触るように気を使いながら「核兵器は悲惨ですよ・・・」と個人で講演するなど。ごく一部の若者は啓蒙活動に熱心なようですが、大半の国民は無関心なようです。
先日の埼玉県知事選挙の投票率はなんと23%!社会全体の政治に対する無関心はとんでもないレベルに達しています。日本は「民主主義」ではなく「無関心主義」の国です。多くの人が「しょうがねぇや。エライ人はやりたい放題。おフランスで豪遊、東大出の大使館員がお子様のお世話、ワイロで競走馬、殺人事件のもみ消し、もうなんでも好きにやってちょうだい!」
一方、核爆弾で多数の一般市民というか権威主義の強権力に虐げられていた窮民を殺害した側の国では、80年経っても
「あれは必要だったんじゃないの?間違いなんかじゃないよ!落としてなければもっと日本人が死んだでしょ!」
『バーベンハイマー』なんて映画も上映されていて入りがよくて制作会社も「楽しい夏を過ごせそう!」とか・・・。
被爆者が発信している体験も何でもかんでも都合の悪いことは「フェイクだ!」と言い逃れる人がいる国ですから「これもフェイクだ!」と思っている人も多いと思います。
それにしても先日の女子サッカーのワールドカップのPK戦(スウェーデン戦)でも「アメリカの負けを決定付けたあの画像はフェイクだ!」なんて言われたら、こういう国の人とはもうスポーツの試合はできません!「二刀流」で活躍するあの偉大な選手も「あれはフェイクだ!」と言われそうです。
それにしても、核兵器保有国は自国中心の「国際秩序維持」のための核兵器の有効性を「学習」していることでしょう。
「やっぱり核兵器の威力はすごいね。相手を100年は支配できるじゃないか!あんなことやっても、だれも恨んでないみたいだぞ!」