近況報告
2023年9月28日
「バック・エンドを対馬?」
「バック・エンド」とはヒドイ言われ方です。誰も見向きしない、誰にも知られない、荒れ野に人知れずごみが捨てられている場所、というイメージです。「対馬で起こることはどんなことでも表には出ない。今度新任の『公文章隠滅担当大臣』もひつようない、そんなウラのまたウラ、世間の目には決して触れない『結界』地域!」。どうせ利権勢力に瞬時に吸い上げられる国からの「お金」をもらうために、郷里が「バック・エンド」の汚名に甘んじることを望む人たちがこの世にいるのだなぁ、と驚きました。それが対馬となると、それは「臣民」、つまり「悠久の国体の家来」としては当然の「滅私奉公」と言えるかもしれません。令和の「鉄血勤王隊」と賞されるべきでしょう。なぜなら対馬は日本列島の大陸・半島の入り口に位置する、「神州の要害」であるからです。「元寇」の折にも真っ先に攻撃され、秀吉の半島侵攻の足掛かりとなり、幕末の開国時期にはある北方の大国が勝手に海軍基地をつくりました。室町時代には今の山口県の大名が「対馬をあげるからうちと独占貿易しましょう!」と朝鮮半島の勢力に対馬を差し出そうとした、とのいきさつも報告されています。
 そんな対馬に日本政府はプルトニウムの「水城」を造ろうとしているのでしょう。夢物語の「核燃料再処理」とともに「国家玉砕」にまっしぐらのわがくにならではの、なかなか大胆な、相変わらずの国民の尊厳無視、地方切り捨て行政です。北海道でも隣国の「特別軍事作戦」で武装兵団が上陸してきそうな地域を「バック・エンド」にして、やはりプルトニウムの防塁としようとしていると思われます。さらに南西諸島や先島諸島の離島にミサイル基地を造って、有事には一万発は飛んでくると言われている敵国のミサイルを離党に向けて発射されるように少しでも分散しようとしている計画など、政府の方々もなかなか苦心されているようです。
 それにしても「バック・エンド」というネーミングは候補地の人々を極限的に蔑(さげす)んだ蔑称だとおもうのですが、こういう名称を平気で政策に使用するという、なんとも居丈高な姿勢は我が国の官僚独特の「病気」なのでしょうね。治りません!